大清江風景区

「龍船調の調べ、清江の情」

1980年代に「世界25大優秀民謡」に選ばれた『龍船調』は、その発祥地である湖北省恩施州を世界に知らしめ、「娘が渡りたい」という「川」=清江を世界的に有名にした。

明代の詩人・童昶は、山岳地帯を縫うこの川を「清江は浅く蜀の水は深し、蜀の水は清江の清さに及ばず。清江が蜀の水の大きさを持てば、

天下に名を轟かせたであろう」と讃えた。透明度の高さから、清江は「地上で最も清らかな川」と呼ばれる。

「清江を見ずして恩施に来たと言うなかれ」

黄河が中国人の母なる川ならば、清江は恩施のトゥチャ族(土家族)にとっての母なる川である。この川はトゥチャ族を育み、勤勉で勇敢な世代を支えてきた。

歴史的記録と自然の壮観

『水経注』は「水色は十丈(約30m)先まで透けて見え砂礫が区別できるほど澄み、蜀の人々がその清らかさから『清江』と名付けた」と記す。

古称・夷水(いすい)である清江は、湖北省利川市の斉岳山から恩施トゥチャ族ミャオ族自治州を横断し、宜都市で長江に合流する全長800里(400km)の

青いリボンのような川である。

ダムが生んだ景観変容

2006年、世界最高のコンクリートフェイスロックフィルダムである水布亜ダム(水布垭大坝)が巴東県に建設され、恩施の清江

は「険しい峡谷が平湖となった」(高峡平湖)景観に変貌。恩施清江景勝地は「深閨に隠れたトゥチャの娘」のようにその美を世界に示し始めた。

「三絶・三似・三伝説」の神秘

清江には「三絶」(蛇行道路・蝶の崖(蝴蝶崖)・水布亜ダム)、「三峡」(紅花峡・千瀑峡・蝶峡)、「三似」(景陽大橋・臥仏・廩君山)、

「三伝説」(廩君と塩池の女神・拾われた子の物語・端公(道士)の物語)が点在する。特に紅花淌の石林と蝶の崖の滝は奇絶の対比をなし、

笑面睡仏(笑う横臥仏)と蝶の崖は伝説的な景観を描く。



四季の魅力と主要景勝地

春の花、夏の滝、秋の紅葉、冬の霧雪がそれぞれの美を展開。主な景勝地:


自然景観:密岩嶺・千瀑峡・野三口渓谷。

文化的遺産:廩君山(トゥチャ族始祖の山)・慈母教子(岩彫)。

人工構造物:景陽大橋・水布亜ダム。